Antonio Adolfoのおすすめ名盤紹介!アントニオ・アドルフォの名曲・アルバムまとめ

こんにちは!音楽部屋のアルジです。

今回ご紹介するのはブラジルの鍵盤奏者であり、作編曲家、プロデューサーのAntonio Adolfoです。

幼い頃から音楽教育を受け、十代後半にはジャズサンバのトリオ、TRIO 3Dを結成し、演奏者としてはElis Reginaのバンドでピアニストとして参加するほどの実力者です。

他にも作曲やプロデュースをしたり、人気のソフトロックグループANTONIO ADOLFO & BRAZUCAを率い活躍しました。

様々な音楽活動がある中から、今回はAntonio Adolfoがソロ名義で発表した作品を中心にご紹介していきます。

Feito Em Casa(フェイト・エン・カーサ)

自身で立ち上げたレーベルAltezanalの1枚目のアルバム『Feito Em Casa』(1977年)。

Feito em casaは英語にするとMade at home。気取らない素朴な雰囲気が漂うアルバムです。

個人的にはシンセが歌うノスタルジックな「Variacoes」や「Venice」がオススメです。

懐かしさを感じさせながらフェードアウトしていく最終曲「Virry」も美しい名盤。

※CDにはボーナストラックの12曲目の楽曲が追加されているので、最後の曲は「O nome nao e importante」となります。

Antonio Adolfo 1972

自身の名前を冠したアルバム『Antonio Adolfo』(1972年)。

涼しげな波の音を聴きながら、風の中を歩いてるような心地よさと、想い出を辿りたくなるような感傷。

3曲目「Nao Se Vive De Passado」は個人的に格別に好きな1曲です。

Feito Em Casaでも再演される「VENICE」も、バカンス中のまどろむ午後の一幕のような素敵な仕上がり。

LPでいうB面からも素晴らしい名曲が続く、最高の1枚。

ENCONTRO MUSICAL

Altezanal からの2枚目のアルバム『ENCONTRO MUSICAL』(1978年)。

1曲目に自身の大ヒット曲「SA’ MARINA」のピアノソロが収録されています。

※「SA’ MARINA」はWilson Simonalに提供され、Sergio Mendes & BRASIL’66やStevie Wonderに「Pretty World」のタイトルでカバーされています。

落ち着きがあり、どこか懐かしい匂いがして、個人的に一番好きなバージョン。

続く、「BALADA」や「EM BRASILIA」、「NAS QUEBRADASA DA VIDA」、「CAROLA」など、ピアノが主軸となったインストナンバーが素晴らしい。

ERASMO CARLOSやJOYCEなどのボーカルナンバーも聴きどころ。

Antonio Adolfoのピアノによる、美しきポピュラーミュージックアルバム。

Viralata

イヌネコジャケットがそそられる、DJにも人気のAntonio Adolfoのブラジリアン・メロウ・フュージョン『Viralata』。

Antonio Adolfoのソロ作品の中で、一番人気があるかもしれません。

ありがたい事に再発されているので、手に入り易くなっています。

終わりに

いかがだったでしょうか?

個人的に一番お気に入りのアルバムはAntonio Adolfo 1972です。

私の無人島に持っていく10枚には、必ず入れたいし、なんなら死ぬ前に1曲聴けるとしたら「Nao Se Vive De Passado」をチョイスするかもしれません。

今回はソロ作品ばかり、ご紹介しましたが、Antonio Adolfoは他にも素晴らしい作品をたくさん残しています。

気になる方は是非他のグループ活動などもチェックしてみて下さい。

それではよいミュージックライフを。

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