どちらかというと惚れやすい音楽部屋のアルジです。
今回ご紹介するTaiguaraもその一人です。
様々な作風の音楽を作りつつも、一貫した独自の美しい音楽センスが魅力的です。
それでは、Taiguaraの名盤をご紹介していきます!
自然美!Piano E Viola
まず最初は個人的に大好きなアルバム『Piano E Viola』(1972年)をご紹介します。
野に咲く草花のような美しさと吹き抜ける風のような魅力を持つアルバムです。
アルバムの内容を表すような、素朴な小屋と咲き誇る野花のジャケットが最高です。
Taiguaraの控えめながらも力強い、美しい旋律が散りばめられている名盤。
頭からかけ流し大推奨です。
傑作!imyra, tayra, ipy,taiguara
ここに至るまでも素晴らしい作品を出してきたTaiguaraですが、作風は回を重ねるごとに進化し、1つの頂点となる傑作を生み出します。
それが『imyra, tayra, ipy,taiguara』(1976年)です。
Toninho Horta、Hermeto Pascoal、Waginer Tiso など、様々な素晴らしいミュージシャンたちのバックアップを受け、 Taiguaraが大輪の花を咲かせた名盤。
圧倒的なハイクオリティで壮大な世界を築き上げます。
全体通して完成度の高いアルバムですが、個人的に押しの1曲は4曲目のTerra Das Palmeirasです。
素朴で美しいメロディーは重ねるごとに力強くなり、最後はTaiguaraが解放するように歌い上げる名曲です。
Fotografias
最後に1973年の『Fotograsias』をご紹介します。
Taiguaraの美しい音楽センスと、実験的な要素やサイケ感のある楽曲が、アルバム全体に緊張と緩和を生んで聴きごたえのある名盤です。
先程紹介した72年『Piano E Viola』 から76年『 imyra, tayra ,ipy,taiguara』への進化の過程を聞いてるような面白さもあるので、もしTaiguaraを気にいた方であれば、こちらも是非聞いてみてください。
終わりに
Taiguaraいかがだったでしょうか?
今回ご紹介した3枚以外も良作ばかりなので、気に入った方は他の作品も是非聞いてみて下さい。
ちなみに紹介した3枚で個人的に一番好きなアルバムはというと、最初にご紹介した『Piano E Viola』です。
後の大名盤『 imyra, tayra ,ipy,taiguara』は文句なしに素晴らしいのですが、個人的にはこちらの方が好み。
木綿のハンカチーフの歌詞を借りるなら『 草に寝転ぶあなたが好きだったの 』みたいな感じかもしれません。
それではよいミュージックライフを!
コメント